アルテラツゴウグを生み出した目的

PSPoのモンスター図鑑には『グラール教団において最強のゴウグ種として生体実験の末に生み出された新種の大型生物』とあるように、アルテラツゴウグは元から自然にいる種族ではなく、人工的に生み出された生物です。
『最強のゴウグ種として』という言葉から、おそらくニューデイズに生息するどのゴウグ種よりも強い生物を作ろうとした意図が見えます。おそらくはグラール教団の戦力として使うために生み出したのでしょう。
グラール教団は独自のガードマシナリーを配備し、警衛士という戦力を保有していることから、同盟軍とガーディアンに頼らずに自衛を行なおうとするつもりなのかもしれません。事実、星霊士長とうグラール教団でかなりの地位を持つイズマ・ルツはEP3の序盤まで、あまりガーディアンに対して好意的な感情を持っていませんでした。彼にしてみれば、教団の問題は教団のみで解決したいのに、ガーディアンが余計なおせっかいをかけてきたといったところでしょうか。
後もう一つ気になる点として、生物兵器として使うのならばちゃんと制御することが出来ていたかどうかです。ストーリーミッションではルツがAndYouにけしかけてきたことから、少なくともルツの命令は聞くでしょう。しかし、フリーミッションの「白き聖獣」では事故で逃げ出した、原生生物ともども浄化するように教団から依頼されています。
考えられるのは二通りです。一つはルツのけしかけた個体のみ制御できていた。これは命令をちゃんと聞かせるように調教が済んでいるのがルツの1体だけだった。あるいは、フリーミッションはまだ完全制御までいたっていない試作体だった、などと説明できます。
もう一つは、全てのアルテラツゴウグは制御できていたが、SEED侵食で制御不能になったです。劇中では一度もグラール教団はSEEDの攻撃を受けていませんでしたが、フリーミッションの「流水の神殿」ではイルミナスの工作員に進入を許しているので、SEEDウィルスで感染させられたと説明できます。
物語の視点で考えるのならば、「白き聖獣」でアルテラツゴウグの討伐に向かったガーディアンにとっては、はた迷惑な話ですね。
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by ginseiseki
| 2009-05-06 17:28
| PSU考察