銀星石のブログ

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銀星石のエッセイブログ

無知の批判者

 漫画・アニメ・ゲームは有害な存在であるから、一刻も早くその存在を抹消するべきだという論旨をよく聞きますし、世間もそれに同調していますね。しかし、そのサブカルチャー有害論も注意深く見ればあちこち穴だらけです。

 とくに有害論を唱える多くの人は、自分が批判しているモノの内容を詳しく知らない節があります。

 たとえば一時期有名になった森昭雄著の「ゲーム脳の恐怖」で、著者はバイオハザードかメタルギアソリッド(もしくはこれらに似ている作品)をRPGと勘違いしています。

 他にもムーブという朝日系列の報道番組が、07年の9月19日に「ひぐらしのなく頃に」のアニメ版を『山村での連続怪死事件がテーマ。主人公の少女は親の『離婚騒動が』トラウマに。「斧」を使って敵を殺していく「少年少女に大人気」のアニメ』と報道していました。

 これ、絶対に罪滅し編の前半のあらすじだけで語っていますね。ムーブが言っている主人公の少女とは竜宮レナのことでしょうが、物語全体を見れば単に敵を殺すだけの物語じゃないのに・・・

 それ以前に、ひぐらしが関係しているとされている京都の16才少女実父殺害事件ですが、「ひぐらしをまねてやった」という供述はなかったような。単に似ているというだけで批判する、悪意ある報道ですね。

 このように漫画・アニメ・ゲームを批判する人たちは、ろくに知りもしないで批判するヒトが圧倒的に多い。ポジションの区別が付かないのに野球の批判をするようなものですよ。

 それにしょっちゅう犯罪との関連性を主張していますが、犯行の手法はアニメやゲームを真似ても、「犯罪を犯してやる!」という意思は犯人本人の問題です。漫画・アニメ・ゲームは犯罪洗脳装置じゃありませんよ。自分の育て方を失敗したからと言って、他のものに八つ当たりする保護者たちには困ったものです。

 でもこんなことを言っても、「見ろよ、醜い豚が何かわめいているぜ。ハーハーハーw」なんて笑われるのでしょうね。世知辛い。
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by ginseiseki | 2008-03-17 09:35
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